古代人と技術2015年07月01日

 
 高山の専門学校で、受講者の人から薦められた本です。

四編に別れていますが、鉄の編は 金子量重、飯田賢一、柳悦孝3氏の鼎談で、日本刀の「たたら」だけでなく、東国の鉄、工芸と鉄と刃物のかかわりと・・含蓄のある話です。

東北の北上山地では、鉄鉱石の餅鉄(Fe3O4)から製錬が行われていた製鉄の遺跡があるそうです。
ちなみに、Fe3O4 は黒錆で、赤錆の進行を防ぐ変化です。
http://www.nippehome.co.jp/prd/sd_009.html

工芸家の柳氏が ”樫のような硬い木には、硬い鋼より甘い鋼の方が良く切れる。杉のような柔らかい木には、硬い鋼の方が良く切れる" は納得できます!(^o^)/ 
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図でわかる 大工道具2015年07月08日

 
 理工学社の 図でわかるシリーズは永雄五十太も出しており「大工道具と電動工具」の2冊です。
イラストや写真が詳細で、役にたちました。

氏は「大工道具もの知り事典」の著者で、東大文学部の出身 著述・翻訳業のかたわら、大工道具の研究に従事とあり、異業種からの目線はユニークです。
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/129253.html

詳細なイラストは、研修でコピーして使いたいのですが、木工具(大工道具)の衰退や、著作権の問題から・・躊躇しています〜(^^;
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日本人と鉄2015年07月15日

 
 技術史家・飯田賢一氏の記述は、文章構成が上手く読みやすい。
氏の旧い著書が安価で入手出来たので読んでいる\(^_^)/

この手の本に最新版は無い。写真の画質が悪いが、その分貴重な写真が掲載されている。

韮山の反射炉や八幡製鉄と、鉄の話題は豊富ですので・・私が先鞭をつけます。
http://www.nishida-s.com/main/categ4/33seitetsugyou/
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木工機械の沿革2015年07月22日

 
 平成三年十月五日 拝受とあります。
昭和51年発行の本ですが、木工機械の歴史を知るのに役立った一冊です。

秋田県能代市の仏師の家に生まれた成田先生のその後の人生は、まさに木工機械の沿革そのものでした。

戦後の木工機械の導入は、ドイツ、アメリカと先頭に立って進められ、とくに愛知県には多くの足跡を残されました。

木工機械の源流が製材機械で、合理化により職を追われる「木挽き職人」反対は強かったんですね。

自動車の創世記の赤旗法を思いだしました。
http://ninada.blog.fc2.com/blog-entry-54.html
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木造建築を見直す2015年07月29日

 
 仕事と直接に関わりながら、蔑ろにされてきたテーマで切実です。

火事現場の映像のイメージから、木はよく燃えます・・しかし耐火処置をしなければ崩壊するのは鉄骨ですし、コンクリートの引張り強度は弱いですね。

火事の死傷者は、焼死ではなく有毒ガスですよ。http://smokeblock.rescueplus.jp/column.php?pid=3

地震で崩壊した五重塔は無い。1934年の室戸台風で、四天王寺の五重塔が吹き倒されて木端微塵になった・・でも戸が空いていて中に風が入った、は教訓ですね。

木造建築の研究者は、一時期不在の時代があり、その空白を埋めるのは大変なようです!〜(^^;
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